小池の供花の振り返り用ノート

2017年08月06日

ルールにとらわれない故人の供養の形

近年では、少子化で墓守をする方がいないとか、従来の供養の形にとらわれたくないとかで、新しい形の故人の供養をする家族が多くなっています。注目されているのが、手元供養です。故人のお骨をお墓に納骨しない、もしくは、分骨した一部を自宅や手元に置いて供養するやり方です。

骨壺を置く場合は、違和感のないインテリア用品のオブジェのような形状になっているため、違和感を感じることはありません。人形の中に納めるようになっていることもありますし、壺の形をしていても、明るい色を使っているので、お骨が納められているとは一見して分からなくなっています。

手元供養をする場合、お骨を納めたアクセサリーを作って常に身に付け、故人を偲んで供養する方法もあります。ペンダントや指輪、ブレスレットやブローチの中に十分なスペースを作り、中にお骨が入るようになっています。

お骨をダイヤモンドのような人工石に加工して、アクセサリーに付ける方法もありますが、費用が高額になることもあります。花供養というやり方は、故人の遺灰を土などの原料に混ぜて焼いて作り、陶製の花瓶を作って、花を生けて供養する方法です。

花瓶は簡単に持ち運びできるため、場所を選ばずに好きな部屋に置いて供養できます。仏壇に飾っておいてもいいですし、人が集まるリビングなどに置いてもいいでしょう。また、花供養のことを故人が喜ぶようにお墓を花で一杯にすることや、回忌供養の時に色々な種類の花を揃え、供花をして法要を行う意味で使うこともありますので、注意してください。

花供養会と言う場合は、4月8日にお釈迦様のお誕生日を祝う仏教行事のことを指しますので、間違えないようにしましょう。

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