小池の供花の振り返り用ノート

2017年06月08日

混同されやすい供花と枕花の違い

亡くなった方に御供をする花には、供花と枕花があります。意味合いが違いますので、間違えないように気をつけましょう。花屋での手配が間に合わない時や、式場の規定がある場合は、葬儀社で一手に手配出来ますので、早めに相談するといいでしょう。

供花はスタンド花が一般的で、地域にもよりますが、祭壇の左右に1基ずつ1対の状態で飾られることが多いです。故人から見た関係が遺族や親族だけでなく、会社関連の方や親しい方等も含まれ、白を基調とした落ち着いた色合いの花が選ばれます。

たいていの場合は、お通夜の日の午前中までに式場に届けられ、お葬式の間もそのまま飾られます。中央に近い所から故人と一番近い血縁の方にあたる、子供や孫、兄弟から送られたスタンド花が配置され、両端に行くに従って、親族、親しい方から会社関連の花というように置かれます。

葬儀が終わった後は、出席者に配られたり、出棺の時に、棺を開けて故人の周りに参列者で飾り付けたりすることもあります。一方、枕花は、故人の子供や兄弟などの、血縁関係が濃い親族から贈られる花で、故人の枕元に飾る花のことを言います。

お通夜やお葬式の間も棺の周りに飾っておけます。葬儀が終わった後は、四十九日法要を終えるまで設置されている、自宅の祭壇の横に置いて飾ります。室内に置くので、邪魔にならないようにフラワーアレンジメントを使うことが多いです。使われる花は、供花よりも自由度が高く、菊などの仏花でなくても、故人の好きだった色合いや種類の花を用意できます。花を贈るタイミングとしては、亡くなってからすぐ、遅くともお通夜の前には供えられるようにするといいでしょう。

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